奥田泰監督の『桜上水ハウス』みました。
YouTubeのニューヨークchで配信中。
ドッチモドッチ栗原まろやか、うだまん、こんちゃん、ぱろぱろ大久保の売れない芸人のルームシェア『桜上水ハウス』の様子を垂れ流してる(?)ドキュメンタリー。
ニューヨークchの動画は大好きで、『笑いの渦』なんて何度も何度も繰り返し観てるけど、正直これはあまり好きじゃなかった。『エレパレ』や『アトムレイジ』と違って、全くエモい気分にならない。
何故なんだろう。何故だか『芸人っていいな』と1ミリも思わない。ニューヨークのニューラジオのくだらない楽屋の話とかではめっちゃ思うのに。
何だかなあ、あの生活、自分にとっては別に何一つ羨ましくないんだよなぁ。かといって、ノンフィクションみたいな切なさも皆無だし。何も起こらなさすぎるし。
普通は芸人のルームシェアって毎日楽しそうで良いなとは思うけど、あの状況のあのメンバーでルームシェアをして毎日楽しいとか言われても、正直あまりピンとこない。
カナメストーンの2人の共同生活とか、今流行りのドンデコルテ渡辺銀次とカゲヤマ益田の2人の動画とかは素直に良いなあと思うんだけど。
誰も売れてなさすぎるからか??
ルームシェアメンバーに絆を感じないからか?
それが逆にリアルで良いのか??
普通にあの環境で5万超えって高くないか?(大久保の3万以上出すなら出て行くわの意見が真っ当だと思った。)
そもそもルームシェアをして、バイトを減らせたとしても、それは良いことなのか??
バイトの量を増やして一人暮らしするのと、バイトを減らして同じような境遇のメンバーでルームシェアをするのと、どっちが(芸人として)良いのか??
最後の方で、普通の仕事をしている同年代が言う「楽しそうで良いなー」的な事を、うだまんがまっすぐ受け止められている様子なのはなかなか良かった。
自分なんて良い年して仕事を辞め、親の脛を齧りながら海外でフラフラしているから、もっと酷いんだけど、よく言われる「楽しそうで良いね、羨ましい!」を言葉通り受け取れたことはない。
「(今は)楽しそうで良い(けど将来やばいよ)ね、(そういう楽観的な性格が)羨ましい(絶対そうはなりたくないけどね)」だと受け取っている。
芸人に限らず、夢を追ってる系の人って、周りの普通に働いている人のことをどこかで「夢を諦めて現実を見た人たちで、本当は自分みたいに夢を追って毎日生きたいに違いない。」って思ってる節があるよな。(別に桜上水ハウスメンバーがそうとは言ってない。)
でも、真っ当に仕事をして家庭を持ってる人は、「真っ当に仕事をして家庭を持ちたいという夢」を叶えてる人なので、本当は全くああいう人間のことは羨ましくなくて、別に毎月ゴルフや麻雀なんて本当にしたくはないだろ。夢を諦めた訳じゃなくて、途中で夢が変わっただけ。
まあ、これは「いやいや、ちゃんと家庭を持って働いて出世してる方が一番偉いんだから!!」と一応返す夢追い人たちが、本当はそうはなりたくないのと同じか。
この動画内で唯一羨ましいのは、あれくらいの知名度でもあんなしっかりした素敵な彼女(恐らく美人)がいて、あのルームシェアから出て行く決断をして、同棲ができる栗原かな。
監督のメッセージはもっと深いものなのかも知れませんが、感性が豊かでない自分の感想としては「こんなにエモくない芸人ルームシェアってあんねや!」くらいの感じでした。すみません。
意味を見出そうとするなら、「周りからどう思われようと自分が楽しいと思い込めれば、それは楽しい人生。」みたいなことなんでしょうか。違うか、すみません。
みちてさんが出てきた時が、周りの反応も含めて一番面白かった。


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