【名画18】イーゼンハイム祭壇画(マティアス・グリューネヴァルト)

マティアス・グリューネヴァルト作、『イーゼンハイム祭壇画』。

1512-1516年の作品。フランスのコルマールにあるウンターリンデン美術館で見たよ!

正直、最初にこの絵を見た時は、よくある祭壇画だと思ったというか、特に何がすごいのかっていうのがわからなくて…(もちろん、綺麗ではあったけど)というか、これが有名だとすら知らなかった!

調べてみると、この絵はイエス・キリストの顔の苦しみの顔がすごいと。確かにかなり苦しんでる顔をしていてリアル。皮膚も身体もボロボロ。この辺りは、『墓の中の死せるキリスト』でも思ったけど、そんなにリアルに描いちゃって良いんだ…という感じ。

この絵は修道院にあったらしいんだけど、この絵が描かれた頃は『麦角菌』による病気が流行ってたんだって。名前の通り麦に感染し、その汚染されたライ麦パンなどを食べることで感染する。手足が燃えるような痛みと壊疽を引き起こし、聖アントニウスへの信仰で治ったということから、『聖アントニウスの炎』とも呼ばれていたらしい。

修道院ではこの病気の治療をしていて、そこにこの絵が飾られていたらしい。辛い病気から解放・復活される…というメッセージなのかな。

私はグロさや怖さを少し感じてしまい、キリストの磔刑の絵自体がテーマとして好きじゃないんだけど…敬虔なクリスチャンからしたら、大事なテーマなんだな。

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