【名画4】アニエールの水浴

ジョルジュ・スーラの『アニエールの水浴』。

1884年の作品。ロンドンのナショナル・ギャラリーで見てきた。かなり大きな絵。何かまず大きいというだけで、すごっ!と思ってしまう。

スーラといえば、『グランド・ジャット島の日曜日の午後』が1番有名だと思うけど、あれはシカゴにあるし、なかなか見られないんだよなー。

この作品はグランド・ジャット島よりも前の作品で、点描法(絵の具を混ぜず点を置く方法)は未完。

スーラはフランスの画家で、このアニエールという場所もフランスのパリの近くにある。グランドジャット島はこの対岸にあり、この絵の右側の陸地。

最初にこの絵の見た印象は「楽しそうで平和な絵だなー!」という浅いものだったんだけど、解説を読んだらもっと深かった(そりゃそうか)。

まず、この絵の手前にいる人たちは労働者階級の人たちだということ。それは帽子や服装、後ろに見える工業地帯からわかる。確かに煙モクモク!

そして対比するように、奥には小さくボートに乗っている人たちも描かれている。シルクハットを被っていたりすることから、この人たちは上流階級の人間ということわかる。漕いでいるのは労働者階級。

当時のフランスの階級社会を描いているのかな。

…何かよく見たら誰の表情も見えないし、ちょっと怖くなってきた…と思ったけど、この絵は健康的で平和な風景で、『グランド・ジャット島の日曜日の午後』の方が不気味だって言ってる人もいた。何が正解かはわからない。

でもすごく魅力的で印象に残る絵だなあと思った。

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